Stanislav Holý (スタニスラフ・ホリー)

色彩の街プラハ、詩的情緒、マニュスクリプト。
これらは、画家であり、イラストレーターであるスタニスラフ・ホリーを特徴づける言葉である。
プラハ出身のスタニスラフ・ホリーは1960年より、哲学、比喩、暗示、抒情詩そして明るい色彩を用いたユーモア溢れる絵画を描き始めた。プラハ工芸美術大学を1971年に卒業し、演劇関係の仕事や、チェコスロヴァキアテレビの子供番組制作に携わり、当時最も有名であったスタジオ・カマラードでは、スタニスラフ・ホリーは舞台美術のみならず、ユー、ヘレ、ハリー・ショウメンという名前のキャラクターを誕生させた。それらのキャラクターは当時毎週テレビを賑わした。
それらの主人公たちが誕生してから26年経った2006年、イジー・ハルプとミロスラフ・ドウブラフが文章を担当し、スタニスラフ・ホリーの挿絵で「ユーとヘレ」が本になって出版された。また、小学生の算数の教科書の挿絵を担当するなど、その活躍は広域に渡っていた。


1998年、55歳の若さで逝去。
日本においても2010年にチェコ共和国大使館チェコセンターにて、彼の原画展が開催されました。